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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第14章 一線ー離される距離



「僕はどうすれば‥‥‥」


また酒をを開けて一気に飲み途方に暮れ、居ない舞の痕跡を探してしまう。


台所に立つ姿‥

向かい合わせて夕食を食べる姿‥

ソファーで一緒にテレビを見る姿‥


そして僕は、舞が居なくなってから自分の部屋に入れないで居る‥
入ってしまえば思い出す、舞と深く愛し合った時の事を、愛し合ったあの感覚を、それが怖くて部屋の扉を開けられない。



「‥‥何処まで行っても、僕はダメな人間だ‥‥」


一度ならず二度も女性を傷付けてしまうなんて、僕はどうしてこう最低な人間なんだろうか?
懲りた筈なのに、蓋をした筈なのに、舞の可能性に掛け愛してしまった僕。


だけどもう手は届かない‥
僕の不注意で舞は消えてしまった、いや何時かはこうなったとは思う、隠し通せる訳が無い、少し考えれば分かる事じゃないか!



「‥‥僕は‥‥」


諦められない僕の心、でも舞は手が出せない遥か彼方‥
姉という絶対的不可侵領域の中に居る舞、僕は七海家には立ち入れない、過去の僕がそうさせてしまった。

そして姉が『涼風』に来る事も、もう二度と無いと思っていた、あんなに仲が良かった姉弟なのに、それを壊したのは‥‥僕のせい、僕の一方的な過ちが姉を激怒させる原因を作った‥‥今更話だが。


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