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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第14章 一線ー離される距離
そんな状況の中で、僕は舞を取り戻す事が出来るのだろうか?
儚い夢かも知れない、傲慢な夢かも知れない、だが舞が居ないと僕はこうして1歩も進めない、それだけは痛感している。
「僕に出来る方法‥‥」
舞が居なくなって何度も考えた、どうすれば舞を僕の腕の中に取り戻せるのか‥
近親相姦という重荷がある限り、簡単な事ではないとは分かっている、それでも舞を取り戻したい。
「‥‥‥方法‥‥‥」
寝ていないだけに頭が鈍く、上手く考えが纏まらず、考えても考えても良い答えなど出て来る訳も無く‥
考え疲れソファーにゴロンと転がり目を瞑る、一時でも眠れればそれで良い、そんな事を思いながら・・
「・・・・・・・ん」
お酒の力を借りて、半強制的に眠って今はどうやら夕方過ぎらしい‥
数時間でも眠れただけ、ありがたいというもの。
「‥‥‥はぁ‥‥‥」
何もする気はおきないが、とりあえずソファーからは立ち上がって見た、そして目に付いたのは‥‥『涼風』への出入口。
「・・・・・・・」
足が勝手にそちらに向かう、慣れ親しんだ『涼風』の中へと引き込まれるように、何時ものように『涼風』の中へ足を踏み入れた。