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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第15章 この愛を貫くには‥‥
彼女の行動はエスカレートする一方、刃物を振り回された時すらあったと思う‥
それでも彼女を好ましいと思っていた僕はそれに耐え、セックスを強要する事も無くなり、家の中で距離を置いた‥‥それが一番良い方法だと。
だけど彼女は彼女で悩んでいた‥
過ぎる僕に、そして僕に暴力を振るう自分に、半年もしない内に会話も無くなり、僕は酒に走り、彼女は彼女だけの部屋に閉じ籠る。
そんな生活が1年近く続いた頃にあの事件が起きた、彼女は自分の腕を切り付けて自殺を図ったんだ。
すぐに病院に運び命に別状は無かったが、僕が日中『涼風』の方があって目を離した時、姉が彼女が入院する病院にお見舞いにやって来て‥
彼女は最後の最後で選んだ、自分がこうなったのは全て僕のせいだと、僕が彼女にセックスを毎晩強要し、それに耐え切れなくこんな事をしたのだと姉に泣き付いた。
彼女は選んだ僕に復讐する事を‥
それだけ精神的に病んでいたとも言うが、彼女の話を全て鵜呑みにした姉は僕をなじり蔑み、姉弟の縁が切れたに近いのは本当の話。
僕も全てを知っていた父も、彼女の為を思い沈黙を選んだ‥
姉は全面的に彼女を擁護し、そして協議離婚。
その時に僕は初めて知った、彼女に不倫関係の男が居る事を‥
そして予備検査で僕が彼女を妊娠させる可能性は10%も無い事を、何故かと言えば彼女は妊娠していたのだから。
全て彼女の思惑通りに事が運び離婚、これがあの頃の真実・・・