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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第17章 蒼い海の海外で‥‥
「‥‥店の名前‥‥
Vento freddoと付けて良いかい?」
「それ涼風って意味‥‥」
「‥‥そう‥‥
やっぱりこの名前が一番僕に合っているような気がする‥‥舞は嫌かな?」
「うんん‥‥
私もそれが一番合っていると思う」
こうしてVento freddoという名前で、私と遥は小さな店をオープンさせた‥
初めは興味本位のお客さんも沢山居たよ、でもその内に固定のお客さんの方が増えていって、大繁盛とは言わないけれど、しっかりとしたお客さんが来る店にはなったと思う。
「いらっしゃいませー」
日本に居た時のように、お客さんに声を掛けて、注文を聞いて‥
少しだけ『涼風』に戻ったような、それでいて違うようなVento freddoの店の中。
「今日の昼は?」
「今日の昼メニューは、ひよこ豆のスープとマリンさんのところのパンです」
「おっと、それじゃ珈琲の方が合うな」
「はーい!
珈琲お願い」
「うん、分かってるよ」
すっかり慣れた店の中、前より広い厨房で料理と、カウンターで淹れたての珈琲はすっかりお馴染み‥
こっちの人は、メニュー次第でお酒か珈琲か決めるから、日によって比率がバラバラなのも面白いの。