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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第5章 舞の告白
「‥‥‥‥舞‥‥‥‥」
傷付けてしまった‥‥舞を‥‥‥
飛び込んだ部屋のドアを見ながら、僕はずっと動けないでいる‥
舞を傷付けた、その思いが重く苦しい。
だが、叔父と姪の間柄なのは確かで、僕は舞の期待には添えてあげられない‥‥どんなに舞が僕を思っても。
「僕は‥‥‥」
『私はずっと遥叔父さんが好きなのにっ!!』
「僕は‥‥‥‥‥」
言ってしまった僕の方も、こんなに辛いなんて‥
泣いて僕の横を通り過ぎて行った舞、どれだけ本気の言葉だったのか、痛いほどに理解している。
理解していても、僕はああ言うしか他は無く、それで舞を傷付けてしまってもフォローする言葉すら掛けてあげられない。
(小さい頃から見て来た舞‥
大人になったからと言って、僕が舞を嫌える筈が無いというのに、僕はダメだね適切な言葉すら出て来ないなんて‥)
もっと柔らかい言い方があったとは思う、それなのに僕は一番突き放すような言い方をしてしまった。
叔父と姪、思われても添える事は出来ないと、少し考えれば舞を一番傷付けると理解出来た筈‥
なのに、こんな簡単に口にしてしまい、舞の信用を完全に失った、これは僕のミスだ。