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やめられない牛丼屋
第2章 エリアマネージャーの視察
エリアマネージャーの上に報告されるのはまずい。クビの予感がした僕は興奮した吉川さんを落ち着かせるために
「ここは一旦冷凍庫から出て話をしましょう」
と提案した。
「そうね。あなたはまだ反省が足りないようだわ」
僕は冷凍庫にまた両手をかけて力を込めて開けようとした。しかしドアはビクとも動かない。
(あれ?開かないぞ)
僕がもたついていると、
「早く開けなさいよ」
と吉川さんが急かしてくる。
何度やってもドアが開かない。
「大変なことになりました。ドアが故障したようで開きません」
「はあ?ちょっと貸してみなさいよ」
と吉川さんもドアに手をかけたがドアは微動だにしない。
「ちょっと、どうなってんのよ。他のバイトの子はいないの?助けを呼びなさいよ」
「今日は朝まで僕しかシフトが入ってません。それにスマホは事務室に置いているので使えないです」
(しまった。こういう時に限ってマニュアル通りにスマホを事務室に置いてきてしまった)
「ここは一旦冷凍庫から出て話をしましょう」
と提案した。
「そうね。あなたはまだ反省が足りないようだわ」
僕は冷凍庫にまた両手をかけて力を込めて開けようとした。しかしドアはビクとも動かない。
(あれ?開かないぞ)
僕がもたついていると、
「早く開けなさいよ」
と吉川さんが急かしてくる。
何度やってもドアが開かない。
「大変なことになりました。ドアが故障したようで開きません」
「はあ?ちょっと貸してみなさいよ」
と吉川さんもドアに手をかけたがドアは微動だにしない。
「ちょっと、どうなってんのよ。他のバイトの子はいないの?助けを呼びなさいよ」
「今日は朝まで僕しかシフトが入ってません。それにスマホは事務室に置いているので使えないです」
(しまった。こういう時に限ってマニュアル通りにスマホを事務室に置いてきてしまった)