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やめられない牛丼屋
第2章 エリアマネージャーの視察
吉川さんはぶるっと震えた。冷凍庫の中はマイナス10度、吐く息が白い。
吉川さんはキョロキョロとあたりを見回し、脱出の手がかりを探した。とドアの横に貼ってあった最終点検日のシールが目に止まった。
「ちょっとこれ! 最終点検日5年前じゃないの! マニュアルでは1年に1回のチェックでしょ?」
「すいません、点検業者とのスケジュールが合わず数年点検ができてなかったんです。。」
僕はバレバレの嘘をついた。本当は忘れていただけだ。どうやら冷凍庫を点検していなかったので老朽化が進み故障してしまったらしい。
「ちょっとどうすんのよ。。」
吉川さんは小さな声で呟いた。
「大丈夫です。朝7時になれば次のシフトの人が来ます。それに異変に気付いたお客さんが助けを呼んでくれるかもしれません」
僕自身も動揺していたが、ここは一旦大丈夫であると言い、吉川さんに希望を持たせることにした。
吉川さんはキョロキョロとあたりを見回し、脱出の手がかりを探した。とドアの横に貼ってあった最終点検日のシールが目に止まった。
「ちょっとこれ! 最終点検日5年前じゃないの! マニュアルでは1年に1回のチェックでしょ?」
「すいません、点検業者とのスケジュールが合わず数年点検ができてなかったんです。。」
僕はバレバレの嘘をついた。本当は忘れていただけだ。どうやら冷凍庫を点検していなかったので老朽化が進み故障してしまったらしい。
「ちょっとどうすんのよ。。」
吉川さんは小さな声で呟いた。
「大丈夫です。朝7時になれば次のシフトの人が来ます。それに異変に気付いたお客さんが助けを呼んでくれるかもしれません」
僕自身も動揺していたが、ここは一旦大丈夫であると言い、吉川さんに希望を持たせることにした。