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やめられない牛丼屋
第2章 エリアマネージャーの視察
吉川さんは床にしゃがみこみ、手でスネのあたりをさすり出した。
「ねぇ、寒いわ。近くに来なさいよ。少しは暖かくなるかもしれないわ」
僕はドキッとしながらも寒いので隣に座った。室内の温度を考えれば、本当にこのまま凍死することも考えられる。
「ねえ、昔、本で読んだことあるの。雪山で遭難した人の話。人肌同士で抱き合って一晩過ごしたら助かったらしいわ。。。」
「え?抱き合うって。。。そんなのできるわけないじゃないですか。こんなところで」
「いいから脱ぎなさいよ。こんなところでとか言っている場合じゃないのよ。本当に私たち死んでしまうわ」
吉川さんは立ち上がるとドアの近くに向かい、室内電灯のスイッチを押し電気を消した。
「これで大丈夫だわ。寒いから早くしましょ」
辺りは真っ暗で何も見えないが、声だけ聞くと何だかさっきより吉川さんは元気そうだ。
(まじかよ。。)
「ねぇ、寒いわ。近くに来なさいよ。少しは暖かくなるかもしれないわ」
僕はドキッとしながらも寒いので隣に座った。室内の温度を考えれば、本当にこのまま凍死することも考えられる。
「ねえ、昔、本で読んだことあるの。雪山で遭難した人の話。人肌同士で抱き合って一晩過ごしたら助かったらしいわ。。。」
「え?抱き合うって。。。そんなのできるわけないじゃないですか。こんなところで」
「いいから脱ぎなさいよ。こんなところでとか言っている場合じゃないのよ。本当に私たち死んでしまうわ」
吉川さんは立ち上がるとドアの近くに向かい、室内電灯のスイッチを押し電気を消した。
「これで大丈夫だわ。寒いから早くしましょ」
辺りは真っ暗で何も見えないが、声だけ聞くと何だかさっきより吉川さんは元気そうだ。
(まじかよ。。)