この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シミュレーション仮説
第1章 性欲に翻弄される少女
陽一が美憂の胸の感触に性欲を昂らせているのと同様、美憂も硬くなった陽一の股間を感じますます体を熱くさせた。さらに強く唇を貪り舌を差し込むと陽一の舌と絡まり合った。
長く濃密なキスを交わす。
美憂にとっても陽一にとっても初めてのキスは、濃厚に性の香りのするキスになった。
陽一は少年らしい素直な性欲でファーストキスを思い描いていた。
キスをしてそのままセックスになだれ込む。そんな想像だ。
一方の美憂の理想のファーストキスは少女らしい、もっと甘くて切なくなるほど相手が好きで、もっとずっとロマンチックなものだった。
こんなふうにセックスに直結してしまうような大人のキスを自分がする姿なんて想像したこともなかった。
陽一と舌を絡めその体に胸を押し付け陽一の男を感じながらも、美憂はこのままではいけない、取り返しのつかないことになってしまう、と心のどこかで思っていた。
こんな形で処女を失うのか。性欲の発散のためだけのセックスをするつもりなのか。
それは昨日までの、清純で奥手な美憂の心の声。不純で不潔なことを嫌う美憂の声。
それも初めて感じる男の性の香りにあっさりと弾き飛ばされる。陽一の男を感じるたびに昨日までの美憂の思考は消えていく。これから訪れるであろう初めてのセックスの瞬間に没頭していく。
陽一の制服のシャツを外しながら耳元で囁く。
「触って…」
長く濃密なキスを交わす。
美憂にとっても陽一にとっても初めてのキスは、濃厚に性の香りのするキスになった。
陽一は少年らしい素直な性欲でファーストキスを思い描いていた。
キスをしてそのままセックスになだれ込む。そんな想像だ。
一方の美憂の理想のファーストキスは少女らしい、もっと甘くて切なくなるほど相手が好きで、もっとずっとロマンチックなものだった。
こんなふうにセックスに直結してしまうような大人のキスを自分がする姿なんて想像したこともなかった。
陽一と舌を絡めその体に胸を押し付け陽一の男を感じながらも、美憂はこのままではいけない、取り返しのつかないことになってしまう、と心のどこかで思っていた。
こんな形で処女を失うのか。性欲の発散のためだけのセックスをするつもりなのか。
それは昨日までの、清純で奥手な美憂の心の声。不純で不潔なことを嫌う美憂の声。
それも初めて感じる男の性の香りにあっさりと弾き飛ばされる。陽一の男を感じるたびに昨日までの美憂の思考は消えていく。これから訪れるであろう初めてのセックスの瞬間に没頭していく。
陽一の制服のシャツを外しながら耳元で囁く。
「触って…」