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シミュレーション仮説
第1章 性欲に翻弄される少女
「ん、んん…もっと触って…触らせて…」

 勃起した陽一の肉棒の形を確かめるようにズボンの上からそこを何度も撫でる。

 陽一が乳首を舐めようと頭をもちあげればそこに押し付けるように自分から体を倒していく。

「ふぁ…あぅん…んっ!」

 指とは違う舌の感触。少年らしく真っ直ぐに吸い付くその舌の動きに美憂はさらに喘ぐ。
 喘ぎながらもズボンのファスナーを下ろし硬く熱い陽一のものをその隙間から取り出す。

 美憂に性の知識はごくわずかしかない。アダルト動画もほとんど見たことがない。女子ばかりで集まった日に誰かがネットで検索したものを顔を真っ赤にしながら横目でチラチラ見ていた程度だ。

 その時は大人の女性はこんなことをするのか、こんなことをしなければ大人になれなのか。そんなふうに思った。
 あんな淫らな声は出せないし、まして男のものを口に含むなんて。

 なのに今、美憂は陽一の肉棒を無性に舐めてみたいと思う。舌先で熱さを、口の中いっぱいに頬張って硬さを感じ取ってみたいと思う。

 美憂は迷わず欲望に従った。

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