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シミュレーション仮説
第2章 神を信じた男
「ここでやめてくれれば事務所にも…誰にも言いません、から…」
「言われたら困るのそっちじゃないの?」
また震える香澄の肩。ぐすっと鼻をすすりあげた。それでも手は指先が白くなるくらい力いっぱいスカートの裾を握っている。
ならば、と信二は香澄の胸に手を伸ばす。
スカートを両手で押さえる香澄はその手の接近を拒むことが出来なかった。体をよじってみたものの、信二の手から逃げられない。
「痛い…、ら、乱暴にしないで…っ」
ぎゅうぎゅうと胸を揉まれ痛みを感じて信二の腕を引き離そうとその腕を掴もうとすれば、今度は信二がスカートの裾を摘みあげる。慌ててスカートを守ればまた無防備な胸を嫌というほど揉みしだかれる。
全てが後手後手にまわる絶望的な戦いは香澄を疲弊させた。それでも必死に戦ったがついに勝ち目がないことが香澄自身にもはっきりと理解出来てしまった。
「言われたら困るのそっちじゃないの?」
また震える香澄の肩。ぐすっと鼻をすすりあげた。それでも手は指先が白くなるくらい力いっぱいスカートの裾を握っている。
ならば、と信二は香澄の胸に手を伸ばす。
スカートを両手で押さえる香澄はその手の接近を拒むことが出来なかった。体をよじってみたものの、信二の手から逃げられない。
「痛い…、ら、乱暴にしないで…っ」
ぎゅうぎゅうと胸を揉まれ痛みを感じて信二の腕を引き離そうとその腕を掴もうとすれば、今度は信二がスカートの裾を摘みあげる。慌ててスカートを守ればまた無防備な胸を嫌というほど揉みしだかれる。
全てが後手後手にまわる絶望的な戦いは香澄を疲弊させた。それでも必死に戦ったがついに勝ち目がないことが香澄自身にもはっきりと理解出来てしまった。