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第2章 神を信じた男

「う…くっ、うあ…」

　喘ぎ声がぎこちないのは恐怖のせいか。
　売れっ子の女優である香澄は男遊びも多いのだろうと思っていたが、それほど経験が多いわけではないようだ。

「痛っ！」

　香澄の胸に不意に鈍い痛みが走った。

　恐る恐る目を開けるとまず目に入るのは信二の卑猥な笑顔。香澄が目を開けたのを敏感い感じ取ったらしい。信二は香澄の目を見ながら色白の綺麗な乳房に吸い付く。また感じる痛み。

　信二の吸い付いた後に赤く痕が残っている。また吸われ痛みが走り痕がつく。

　香澄の胸には転々とキスマークが残され、その部分が信二の唾液で濡れている。

「清純派の女優さんが胸にこんなにキスマークついてるの知られたら大問題だね」

　信二がデジカメを構える。撮られたくない、胸を両腕で覆い隠す香澄に信二が冷たく声をかける。