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シミュレーション仮説
第3章 夫への愛を失くした女
今までにそんなことは一度もなかった。射精後も硬さを保ったままだった篤志の男性としての機能はある日突然失われた。前触れも予兆もなくある日勃起出来なくなっていた。
恵子としては夫の体が心配でもあったが同時に安堵もした。
これであの、地獄のような責め苦から解放される、と。
実際セックスが出来なくなって以降、恵子の体は結婚以来感じたことがないほどに軽く、いつもなら昼寝でもして体力を取り戻さなければこなすことが出来なかった家事を何の苦も無く片付けることが出来た。
一方で篤志は男としての自信を急激に失ってしまったようだった。口数は減り、仕事でも今までの優秀さが影を潜めてしまった。
もちろん夜の営みは勃起が出来なくなってからは一度もない。
恵子も日に日に衰えていく篤志がさすがに心配になった。
篤志を休職させると様々な医者に連れて行った。
恵子としては夫の体が心配でもあったが同時に安堵もした。
これであの、地獄のような責め苦から解放される、と。
実際セックスが出来なくなって以降、恵子の体は結婚以来感じたことがないほどに軽く、いつもなら昼寝でもして体力を取り戻さなければこなすことが出来なかった家事を何の苦も無く片付けることが出来た。
一方で篤志は男としての自信を急激に失ってしまったようだった。口数は減り、仕事でも今までの優秀さが影を潜めてしまった。
もちろん夜の営みは勃起が出来なくなってからは一度もない。
恵子も日に日に衰えていく篤志がさすがに心配になった。
篤志を休職させると様々な医者に連れて行った。