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君が僕を愛してるという確固たる証拠が欲しいのです
第2章 君が僕を愛してるという確固たる証拠が欲しいのです
「ン…」
ひどく頭が痛み、体が怠い。千南はゆっくりと体を起こそうとするが思うように動かない。
「なに…これ…」
目覚めると、手足が縛られ自由を奪われていた。(ここは…)
見知らぬ場所、壁紙が剥がれ落ち、天井には蜘蛛の巣が張り、体を少し動かすと埃が舞う。光も入らない、暗闇が千南の前に広がる。
「どこ…?」
千南は必死に自分に起きたことを頭の中で整理する。
うまく考えがまとまらない。でも気を失うときに誰かが側にいたような気がした。
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