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終わりの向こう側
第4章 妻の幸せ
その日、ミクは朝から一人で
出かけました。

お昼前にはホテルに着く
との事でした。

先に着いて
ロビーのソファーで待っていると
ミクが男と腕を組んで
こちらに向かって来ます。

私は唖然としながら頭から
冷水を掛けられた思いがしました。

近づいて来た男の顔を見て
更に驚いてしまいました。

何と押尾だったのです。

この男、友里に続いてミクまでも・・・。

私の宝を・・・。

どこまで私を苦しめたら
気が済むのでしょうか。

押尾ですが友里が失踪した後も
隣の部屋に女を連れ込んでは
「俺の子供が産みたいか、
産みたいなら産ませてやる」
と言い。女には
「あなたの子供が産みたい」
と言わせていました。
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