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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
私「で、旦那とはしたのかい?」

「そんなこと聞かないでよ!
そんな事いう義務はないわ」

私「俺にそんな口を利けるのか~?」

「・・・。」

少し乱暴に
私「どうなんだ!?」

おでこをくっ付けて
至近距離で目を見つめ合って 
というより睨み合って
「したわよ」

ぶっきら棒な言い方でした。

早百合の髪が私の両耳にかかります。

顔をずらして
お互いの頬を付けながら 
私「どうだった?」

「何が?」

早百合の声が頭に響きます。

私「あれから何回くらいした?」

「年末に1回だけ」

私「ということは
お前のバカ息子の不倫発覚以来、
してなかったということか~?」

「バカバカって言わないでよ。
そうよ。あんな事があってからは
お互いにそんな気持ちにはなれなかった」
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