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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
私「俺の質問に正直に答えろよ」

「・・・。」

私「お前の態度から、
おおよその察しが付いている。
それに男一人の所に行かせたんだから、
そうなっても不思議じゃないと思ってる。
とにかく事実が知りたい。
後で嘘だとわかったら、その時は
本当に終わりだ。分かったな!」

「はい!」
土下座をして固まる妻です。

私「金曜日、相手の家に
たどり着いたところから始めろ」

土下座から顔を上げた妻は泣いていました。

「ごめんなさい。ごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

うわ言のように何度も
「ごめんなさい」を繰り返しました。
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