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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
二つ並べて敷いたお布団のそれぞれの上で
正座してお話をしました。
「今回のことをご主人から申し出があった時、
正直、悩みました。でも、停滞している
今の状況を変える突破口になると思い
お受けしたのです」
私「はい、私も以前の暮らしに戻りたいと
考えています。彰君とのことはお互いに
夢の世界の出来事のようで
今振り返ってみると架空の青春ドラマを
演じていたような気がします。
ある意味、私には
青春時代がありませんでした。
夢を諦め、早くから就職し、
今の主人と出会い、子供が生まれて、
家事育児に追われました。
彰君とのことは満たされなかった
青春時代を取り戻せたような気持でした。
現実を考えるといつまでも
夢の世界は続くものではありません。
そして、それは想像上の出来事ではなく
現実です。一度犯してしまった過ちは
消し去ることはできません。
そのことで主人を深く
傷つけてしまいました」
正座してお話をしました。
「今回のことをご主人から申し出があった時、
正直、悩みました。でも、停滞している
今の状況を変える突破口になると思い
お受けしたのです」
私「はい、私も以前の暮らしに戻りたいと
考えています。彰君とのことはお互いに
夢の世界の出来事のようで
今振り返ってみると架空の青春ドラマを
演じていたような気がします。
ある意味、私には
青春時代がありませんでした。
夢を諦め、早くから就職し、
今の主人と出会い、子供が生まれて、
家事育児に追われました。
彰君とのことは満たされなかった
青春時代を取り戻せたような気持でした。
現実を考えるといつまでも
夢の世界は続くものではありません。
そして、それは想像上の出来事ではなく
現実です。一度犯してしまった過ちは
消し去ることはできません。
そのことで主人を深く
傷つけてしまいました」