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終わりの向こう側
第6章 卍(まんじ)
この後、私はバイブレーターと
実物そっくりのディルド
やや小さめで半透明の柔らかいディルドを
買いました。

ショップを出て近くのコンビニに入り
リモコンバイブを装着するように命令すると
「本当に最低ー。」
と言いながらも包みを持って
トイレに入りました。

ふくれっ面で出てきた早百合は
無言でリモコンを差し出しました。

私「怒った顔も可愛いゾ」
というと
「そんなことあなたに言われても
嬉しくもなんともない」
と言ったので
いきなりスイッチを入れてやりました。

一瞬、驚いたような顔をして睨んできましたが
案外、平静を保っていました。

私「本当に入れたのか?」

「後で確かめれば判るわ」
と言ってソッポを向きました。

その早百合の手を引いて歩き出した私です。

もちろんスイッチは入れたままで。
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