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覇王の寵愛~淫らな花嫁教育
第1章 杏の踊り
「皇帝陛下に拝謁いたします」

「立つがよい」

あまり期待はしていなかったが、容姿を
見た瞬間、一目惚れをしてしまった。

「そなたが我の前で踊るのか」

「は、はい」

栄仁はずっと杏を見ていた。これほど
綺麗な人は見たことがないからだ。
すると、隣にいた人が声をかけてきた。

「皇帝陛下、今日はどうされましたか」

聞き覚えのある声がしたので隣を見ると
女官だった鈴玉がいた。

「そなたは・・」

鈴玉ではないかと言おうとしたが、目が泳いで
いたので知らないふりをした。

「ああ、誰が踊るのか暇だったので見に来た。
 少しそなたと話がしたい」

「はい。皇帝陛下」

栄仁は話がしたかったので、鈴玉を
連れて行った。
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