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覇王の寵愛~淫らな花嫁教育
第1章 杏の踊り
「明陽様、明陽様」

明陽を起こすと、驚いた顔をしてこちら
を見た。

「こ、これは夢なのか?」

「いいえ、現実でございます。
 鈴玉です」

そういうと、少し放心していたが直ぐに
抱きしめてきた。

「会いたかった。10年ぶりか」

「はい。前皇帝陛下」

2人は笑顔で、話をした。

「何故、ここにいる?何か用事か」

「はい。皇帝陛下の祝いがあり
 私の教え子が招待されましたので
 来ました」

「そうか。もう、二度と会えないと
 思っていた」

更に強く抱きしめた。10年間会えなかった
思いが、表に出ていた。
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