この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第11章 重要参考人の貴婦人様

「っ、ああ!知ってるよ!アイツはお前の為に人を殺した。──俺だってな、全部知ってんだよ!」

普段は二人で『今日はどっちが使うの』なんて言い合いをしてる可愛い綾波レイの抱き枕を、思い切り地面に投げつけたテヒョンの目には涙が溢れていた。

──私、この人が泣く所を見るのいつぶりなんだろう。


私が……殺されかけたあの時以来かもしれない。何故か知らないが、テテとアイが生まれた時、この人は泣かなかった。


「イルトが愛してくれてる?ジェジュンが愛してくれてる?いやっ、FBKはお前を誰よりも信頼して愛してる。それがどうしたんだよ」

「だから何なんだよ!」


「アイツらがお前の事どう思ってるかなんてな、お前が自分の身体張って今確かめる前から俺はずっと気付いてたんだよ!」

「何よ、結局そこじゃない。」

「私は自分の管理不足が原因と云えどまた死にかけたの。そして今、この世に生還してきた。それでも──それでもアンタはこうやって私に畳みかける様にして怒るの!?」


「ちげえよ」

「じゃあ何なのッ…」



「俺はっ──」

「俺は、ただお前の事が好きすぎて怖いだけなんだよ。なあリサ、なんでお前は分かってくれねえんだ?」


「……っ」

/354ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ