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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第3章 共働きの財閥

「もしかしてテテとアイを日本に行かせたのもこれが理由?」

「それは関係ない。丁度、二か月続いたマネージャーがイルトにひっかけられてメンヘラ拗らせて呆気なく辞めちまったんだ。それがテテとアイが日本に行った一か月後の出来事だったって事」

「その間のマネージャーは誰がしてたの?」

「俺たちのマネヒョン。その時にコイツ達が女マネじゃねえと俺達はデビューしねえって啖呵切った」

「もうそれならデビューさせなかったらいいじゃん」


「いや──。パンさんが元気な内に大成出来るのは既存のグループじゃ無理だし、コイツ達五人を超えるヤツが出てくる可能性は限りなくゼロに近い。」

「性格はどうなのよ」


「俺達サファイアとか会長とか俺達のマネヒョンに対しては普通に可愛い後輩って感じ。挨拶も出来るし飲みも付き合う」

「女癖が問題なの?」


「分かんねえ事は無いんだよな……。こいつ達からしたらゲームなんだよ」

「ゲーム?」



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