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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第13章 夢の大舞台
「まあ、座れよ。」
コイツは何様なんだろう。
三ヶ月後には、イルトが初の主演を務めるドラマの撮影が始まる。その内容は、韓国ドラマにありがちなラブストーリーなんだけど……。
まあ性格が、本人そっくりのオラオラで台本を先に読ませてもらった時はビックリしたものだ。
きっと本人は演技ではなくナチュラルな自分で勝負が出来るだろう。そして、それはサマになるハズに違いない。
「……いいか?俺らは時間「ハンソン兄弟から電話が来た」
時間が無いのは私も同じ。
短く息を吸ってから、各自のポジションで座り込むメンバー達を見つめ、静かにそう言った。
「──やっぱりな。イヴァンか?」
「違う、兄貴。ユンサから直々に、ね。」
「何て言ってきた。金か?利権か?」
想像してたのかな?