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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第16章 衝撃のヨクサムドン
「私も私なりの遣り方で、子供や旦那やその周りを必死に守ってるの。守ったつもりなの。」
「だからこそ、環境のせいにして、劣等感を成長に変えれない様なアンタに……ナメてるとか言われる筋合いなんて無いと「あああああああああ!!!!」
まるでエヴァンゲリオンを見てるみたい。
エヴァでも主人公のシンジ君がどうしようもないときに頭を抱えて発狂しているけれど、それと全く同じだ。
完全に──『何かにヤラレテル』、そんなオーラが出ている。
頭をグシャッと掻いたユンサは急ぎ足でキッチンのある方へ駆け出した。
野生の勘なのか、女の勘なのかはわからないけれど、放置しておくと今以上に大変なことになる気がした私は痛みを我慢しながら彼の後を追いかける。
「ちょっ、ちょっと何してんのよ!止めなさいよ!!」
叫ぶ声なんて聞こえていないの。それとも聞いていないフリなの。