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第16章 衝撃のヨクサムドン

取り上げたのが少し遅かったみたいだ。

すでに注射器の中には何も入っていなかった。



「あッ……アンタ、何入れたの。」

「もう何も入ってないじゃない！！致死量でしょ？！何、考えてんのよ！！」


それでも尚、ラリりたいのか。それとも死にたいのか。


ガウンのポケットの中から錠剤を取り出すと一気に三粒すべてを口の中に放り込む。

もちろん──私に止めれないほどのスピードで。