この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第16章 衝撃のヨクサムドン

サイレンが聞こえ出す、まくし立てる様にイルトに話しかけた。

「ごめんっ、イルト!救急車きたみたいだから切るわね。詳細はまた連絡するから。……ウチの出来の悪い子だけ宜しく頼むわ。」

「了解。ヒョンなら──、今はジンさんに抱きついて泣いてるよ。」

簡単に、その姿が想像出来る。

やっぱりテヒョンがこういう時に抱きつくのはジン君なんだ、って思ったけどね。

グループのツートップなんて言われれば、不仲説を囁かれたりするのがオチだけどもう10年以上も一緒にグループをしてきたあの二人には『不仲』なんて言葉、似合わない。


確かに二人きりでご飯に行ったとか飲みに行ったとは聞かないけれど……

こうやって、何かあったら痛みや喜びを分かち合える関係性なんだ、それだけで充分だと思う。


そんな事を思いながら電話を切って、もうこの道が長そうなベテラン隊員さんに事情を説明する。

時折驚いた表情をしていたけれど、さすがプロだ。

相手が私であっても取り乱す事なく、黙って頷いてくれていた。



「あのっ、僕はどうすれば良いですか?」

救急車に乗り込む為に、動きだそうとする私を呼び止めてそういう店員さん。

あ、そうだ。この子には──きっちり話しておかないと。
/354ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ