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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第4章 想像以上の実力
これ以上話しててもラチが明かないし、ジュンの抜け駆けとか言ってるところを見ると本当に私は彼達のゲームの新しいターゲットにされたんだろう。
良心とかそういうのが無いのか、どういう育て方をされたのか、逆に心配になってくる。
大先輩の嫁って分かってるのに──なんか凄い子達の担当をすることになったんだろう。
「ヌナが更新するってどういう意味?俺達に成りきるってこと?それなら無理だよ。」
「誰が成りきるって言った?」
「韓国アイドルでは、ツイッターとかインスタはグループでひとつ。みんなでそれを使って写真をあげたりお礼をあげたりするのが当たり前だよ?」
「マネージャーが更新するなんて聞いたことないけど」
「今のフォロワーは?」
「103万人。」
デビュー前だというのに100万人超え……。やっぱり彼達の顔とスタイルがズバ抜けてるって事とBNが本気を出してるって事が関係しているんだろう。
「あんたら、アイドルに成りたい理由は?」
「そりゃ有名になりたいからでしょ。」
「でしょうね。今でも充分羽振りが良さそうだもん。ってことはお金が欲しいという理由だけで人気アイドルに成りたいワケじゃなさそう。」
「となると、勿論テヒョン達を超える位の人気を得たいんでしょ?」
「私はアンタらのマネージャーなのよ。黙ってついてきて、私が有名にしてあげるから。」
「──。」
「で、その根性の悪さも叩き直してあげる。」