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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第4章 想像以上の実力
「じゃあそのギャップについてくる人達が必ず生まれるから。そして──それはサファイアとは層が違うから、もしかしたら……本気のマジで、第二のサファイアだって言われる日が来るかもしれない」
こんな場所で、こんな環境で、何も怖がらずに弾丸トークをかましているのは私のみ。
目の前の五人は否定も肯定もする事なく黙って話しを聞いていた。
「既存グループのファン──つまりターゲットを同じにしちゃ意味ないし、そこのトップには勝てない。」
「アンタ達は私をターゲットにした、そして初日から来るか来ないか賭けてる所を見ると何時もとは違う雰囲気を、かなり面白く感じてるわけでしょ?」
「どうして分からないの?」
「問題の本質も、人を本気にさせる──そう、面白がらせる本質も全部"ソコ"なのよ。差別化が有ってこそ個性が有ってこそ、人を動かせる」