この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第4章 想像以上の実力

サファイアは基本的に服装は皆、シンプルな感じが多い。

オーバーサイズのロンティーを合わせたら下はスキニーとか。まあ年齢も有るけど──彼達の場合は衣装がどんなのでも、本人がスターだから関係ないんだろう。


FBKのジャケ写を見る限り、新曲がヒップホップ系の路線なのは間違いない。

意を決した様にCDをパソコンにセットすると、自前のイヤホンを耳に差して、再生ボタンをクリックした。

低音のベースがメロディを刻むと直ぐにEDMらしいのがミックスされる。


「やっぱりヒップホップか。」


『僕のラバー、もう会いたいのに会えないなんて言わないで』

『あの時のシャネルの香りを思い出すんだ』

『町歩いて、同じ香り感じて』

『君じゃないかって振り向くなんて僕はバカだよね』


『でも聞いてほしいんだ。あの時の言葉はウソじゃない』

『悲しませた、不安にもさせた』

『だけど僕は君なしじゃ生きれない』


歌詞カードには作詞アリー、作曲ジュンの文字。

「王道ラブソングの歌詞に王道メロディーね。」


だけど──悔しい事にあのサファイアが才能を認める理由は直ぐに分かった。

イルトの低音とジュンの高音のハモリは最高に色っぽいし、個々の歌声も全員での歌声も『アイドル』の域を超えてる。

だからこそ、本来なら『売れる楽曲』でさえもどこか陳腐に感じてしまうんだろう。


……そう、コイツ達の実力が凄すぎて並程度のベースじゃ物足りなく感じてしまうんだ。


「これじゃ売れるの間違いなしよ」

「顔も格好良い、スタイルも抜群、歌も今居るアイドルの中でダントツにうまい。」

「でも──サファイアにはなれないのよね。このままじゃ」

大きく伸びをしてから首を横にひねる、ここまで本気でパソコンと向き合ったのは何時ぶりになるだろう。



/354ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ