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シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第4章 想像以上の実力

「今日、ヒョンとか会長と飯だろ」

「っ……あ!」


「やばっ、てっきり忘れてた。」

「そんな事だろうと思った。場所どこなの」

「てか何でそれ知ってるわけ?」

「テヒョンさんに聞いてた。」


「ああ、なるほどね。」

「で、場所はどこ?」


「それが李大の方なんだよね、まっタクシー飛ばしたらギリギリ間に合うかなって感じだからオッケーなんだけどさ」

30分前に出るつもりだったのは、相手が私の上司に当たる人だし久しぶりのサファイアとマネージャーさん総揃いの場が楽しみで仕方なかったから。

まあイデの方なら15分から20分位で着くだろうし、お釣り要らないからと前もって言えば運転手さんも急いでくれるだろう。

それが韓国社会の有り方だ。


「残念、今日はタクシー捕まらないと思う」

「はあ!?何で?」

私の頭の中での計算は、イルトの意地悪な言葉で崩れ去る。

上から見下ろす彼の顔を、多分有りとあらゆる穴が開いている顔で見た私は、多分凄く不細工な筈だ。



「ドリームボーイズさんのコンサートと、給料日が重なってるから。」


「……給料日っ。」


「──はあ、ヌナなんだからしっかりしたら?送ってくから用意しろよ」

「そっ、そんなん給料日とか分かるわけないでしょ!そういうのと無縁の生活してるのに」

「それでも普通は大体想像つくだろうがよ」


やっぱり、年上だから一応気は使ってくれてるんだろうけど、ふとした一言や仕草がドコとなくテヒョンに似ているコイツ。

憎たらしいってか上から目線ってか、まあ一言でいえば『癇に障る』


「イイ、アンタに送って貰ったら取って食われそうだから」


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