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さらに近くてもっと甘い
第5章 社長様、発熱中



「…ちょっと光瑠さん……っ周りに人がっ……わっ…」



強引にベッドの中に引っ張られながら、恥ずかしくて要さんたちの方を見ようとしたら、顎を掴まれてそれを阻まれた。




「…そのかわいい顔を……」



「ひっ…光瑠さんてばっ……」



「もっと………俺に見せてくれ……」



「っ………」




甘すぎる光瑠さんに、まるで私も熱を出したかのように身体が熱くなるのを感じた。



この状況…前にもあったっ……



そうだ…


光瑠さんは、飲み過ぎてベロベロになると、私に向かって「かわいい」を連呼するようになる。



も、もしかしてっ……風邪引いた時もそうなっちゃうのっ…?




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