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さらに近くてもっと甘い
第6章 副社長様、発情中
「────いつまでここにいるつもり?」
「っ………….」
甘く囁かれて、声も出ない。
て、いうかっ……副社長なんか身体熱い…!?
「早く……食べたいんだけど…」
「あっ……ごめんなさいっ……でもあの焦がしちゃってっ……」
いつもならそんなことを言わない要の言葉に加奈子は動揺した。
嫌われちゃう……っ
そんな不安が身体を駆け抜ける。
そして、目の前に広がる黒い物体を見た。
自分が作り出したにも関わらず、もうどれがどの食材なのかも分からない。
「随分……真っ黒だね……」
「ごめんなさいっ……時間短縮で色んなこと同時進行してたら忘れちゃってっ……ぎゃっ!」
突然クルリと身体を反転させられた加奈子からかわいくない悲鳴が漏れる。