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さらに近くてもっと甘い
第6章 副社長様、発情中
黒髪から覗く甘すぎるマスク。
ジッと熱く見つめられて、ドキドキするのと共に、加奈子はいつもより要の顔が紅いことに違和感を持った。
「…副社長……あのっ…」
身体も熱かったし……もしかして…
躊躇いがちに、額へと手を伸ばすが、その手をギュッと要に掴まれ阻まれた。
「お腹が空いた……」
「っ……ですよねっ…」
もう料理(?)を始めてから随分経った。
今日は諦めてなんか買ってこよう…
「食べていいかな……」
「え、あ、いやっ……さすがにこれは──」
「加奈子を」
「は、はいぃ……!?」