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さらに近くてもっと甘い
第6章 副社長様、発情中
からかっているっ…⁉︎
いつもの展開かと思った加奈子は、要と変わらぬほど顔を紅くしながら、彼を見る。
しかし、いつものように悪戯っぽい笑みは見せていない。
ドキドキと鳴り止まぬ心臓。
頬を上気させたまま身体をギュッとホールドされて、加奈子は狼狽えた。
「っ……えっ…あ……」
「はぁ…っ…」
色気満載で息を吐いた要を見て、加奈子は思わず鼻血が出そうになり鼻を押さえる。
な、な、な、なんか、今日の副社長っ……いつにも増して色気がっ…
「もう我慢が出来ない──…」
「あわぁっ…」
「君が欲しい…今すぐ───」
「んっ………っ…ぁっ…」
突然唇を塞がれた加奈子は目を見開く。
グイグイと調理台に追いやられて、されるがまま息も出来ないほどに舌を絡める。
やっぱりいつもより熱い…
ていうかっ……いつもより激しいんだけどっ……