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さらに近くてもっと甘い
第6章 副社長様、発情中
「っ……ふぁっ…」
「………加奈子…」
要は、動揺する加奈子に構わず、彼女の舌を絡め取っていた。
熱のせいか、唾液がいつもよりネットリと絡み合う。
ギュッと目を瞑って、そんな要のペースに懸命についていこうとする彼女にゾクゾクと煽られて、要は息を上げていた。
欲しいっ…──
堪らなく彼女を欲していて、もはや自分の身体とは思えないほどコントロールが効かない。
「ぁっ……んんっ…」
散々に口内をかき回された後、二人の唇から銀の糸が伝った。
「加奈子……もっと…っ…」
「……もっ…と……?」
息を落ち着けるので精一杯の加奈子は、伏し目がちでいると、クイっと顎を掴まれ、至近距離から要の顔を見つめた。