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さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日
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立派にそびえ立つチョコレートケーキ。
完璧に出来上がったそれをメイドが普段通り食事をしようする真希の前に出す。
「えっ……すごい素敵なケーキ!!!これどこのお店のものですか?」
その小さな口を小さな両手で隠して感心する真希。
その側にやってきた隼人が真希を見上げる。
「これ、ひかるが作ったんだよ!」
「えっ……光瑠さんが?」
大きな瞳を揺らして自分に近付く愛しい彼女……
得意げに笑う自分。
「光瑠さん…ケーキまで作れちゃうんですかっ…?」
キラキラとした尊敬の眼差し。
そして最近より大きくなった彼女のお腹に手を添えると、真希は満面の笑みを自分に向ける。
「すっごく嬉しいですっ……!」
「そうか……」
「光瑠さん……大好きっ…!」
胸がいっぱいとばかりの真希を引き寄せて…その小さな唇を…
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