この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日
「俺は“ 仕事 ”に行く」
「え?今日はお休みじゃないんですか?」
「……いや、急用だ」
そう言いながら、スーツも着てないのはおかしい。
というか、明らかに態度がおかしくて、私は光瑠さんはジッと見つめた。
でも、光瑠さんは一向に本当のことを言おうとしない。
おかしい。
なにかある…
女の勘をフルで稼働していると、光瑠さんは、じゃあ…と言って部屋から出て行こうとした。
まぁいいや……
「……隼人と遊んで待ってます」
「っ………はっ、隼人も忙しいんじゃないかっ…」
「なんでですか」
目をキョロキョロさせている光瑠さんは本当に分かりやすい。
つけない嘘なら最初からつかなければいいのに…。