この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日



上手くいかない。



チッと舌を打った光瑠は、バン!!と調理台に両手を付く。



俺の名前はっ…

有川 光瑠…有川 光瑠…有川 光瑠……っ




そう自分の名前を唱えて、出来ないことはないと自分に言い聞かせたあと、顔を上げる。


が、目の前に広がっている惨劇に、本当にそうだろうか…と不安が募った。




「ご主人様…?あの…やはり私たちがやりますから…ご主人様は飾り付けを…」




愛花がそんな光瑠を励ますように近付く。



はぁ……と息を吐いた光瑠は、調理のために置かれていたブランデーの瓶を掴むと、コクコクと飲んだ。



トン…と調理台に瓶を置いて、口元を拭う。




「いや……それじゃ意味が無い」




ここで諦める訳にはいかない。



全ては真希を喜ばせたくて始めたことなのだ。




「分かりました」



クスクスと笑った古畑が、メイドたちを集結させる。



「丁寧にお教え致しますので、もう一度ゆっくりやりましょう」



古畑の言葉に光瑠は頷くと、深く息を吐いて再び気を引き締めていた。




/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ