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さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日
どうせ、光瑠さんが帰ってくるまで、暇だし…
もしお菓子を作っているなら、私も手伝おうかな…。
それで、少しもらえたらラッキーだし!
下心満載で、私はカカオの香りのする方へと向かう。
すると、徐々に人々が騒いでいる声がしてきた。
なんだ、みんな調理室にいたの…?
だったら最初から呼んでくれればいいのに。
そんなことを思いながら、私は調理室の扉をゆっくりと開いた。
「わああああ!ひかるまた水入っちゃってるよ!!!」
「なに!?!?」
聞こえると思わなかった隼人と光瑠さんの声。
そして、有り得ないほど散らかっている調理室に、私は思わず目を見開いた。