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さらに近くてもっと甘い
第7章 奥様の誕生日
これは……一体…
驚いて、声も掛けられずに隼人と光瑠さんの様子を見ていると、古畑さんが私に気付いて、真希様っ…!と私の名前を呼んだ。
「真希っ…!?」
「えっ…お姉ちゃん!?」
古畑さんの言葉に、驚いた様子の光瑠さんと隼人は、色々なものを付けた顔を私に向けた。
「……なに…してるんですか…?」
仕事って言ってたのは…違うと思ってたけど、まさか、光瑠さんが隼人と調理室にいるなんて…
思ってもみなかった光景に状況が掴めずにいると、光瑠さんと隼人は、アワアワと慌て出した。
「いや…こ、これはだなっ……」
「あ、あのね?えっと…」
言い淀む二人。
訳が分からずに首をひねると、光瑠さんは観念したように溜め息をついた。