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さらに近くてもっと甘い
第1章 過保護な旦那様
「呆れた…」
「黙れ関根」
「本当に、どうしてそんなにもあなたは独占欲が強いんですか…」
要さんの言葉にも全く悪びれる素振りを見せない光瑠さんに私も、呆れてものも言えない。
閉じ込めるだなんて…
「ひどすぎますっ…!」
「ああ?」
不機嫌そうに目を細めた光瑠さんは腕を組みながら、声を発した。
本当に考えられない!
そりゃあ本当に立場も地位も偉いのかも知れないけど、こんな風に横暴にしていいはずないものっ…!
「まっ、真希様…」
並々と注がれたコップを掴んで、席に戻ろうと光瑠さんに背を向けると、愛花ちゃんが慌てて私のことを止めようとした。
「いいの!
もうこんな分からずやの人と話してたらストレス溜まっちゃうもの!」
「なんだと!?!?」
背後でまたワーワーと言っているのが聞こえるけれど、そんなのは知らない。