この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第12章 メガネデート


あのドジ女が男と……?


しかも後輩と言っていたが……



「もしかして……」


「ええ、そうです。以前加奈子が言っていた教育担当の」



少ない言葉で会話をした2人。

そして、光瑠はなるほどと言わんばかりに、ふん…と息を吐いた。




「………あなたなら…どうしますか…?」



いつになく弱気な要の言葉に、光瑠は無表情で見つめた。

もしも、自分だったら。

それはつまり、真希と知らない男が2人で出かける…という事だが───



「まずは……」


「その男を殺して……真希さんを監禁しますか…?」



要に言葉を阻まれて、光瑠は悪びれることなく、あぁ…と返事をする。




「分かっているなら何故聞く」


「……冗談だったんですけどね」



空になった要のグラス。

珍しく、光瑠は人に酒を注いだ。それに、どうも、と要が礼をする。




「殺しと監禁が冗談だとしても…」


果たして本当に冗談であるかは疑問だ。

そう思いながら、要は光瑠の言葉の続きを聞く。




「……そんなことがあったら、許せないのが当たり前だと思うが」


「そう…ですかね」


「男と女が2人で外で会うというのは…つまり、そういうことだろう」


「そういう事ってなんですか」



要の胸がざわつく。

聞かなくても光瑠の言いたい事は分かっている。




「寛大なのはいいことだが、もう少し警戒した方がいい。もちろん、ドジ女にそんなつもりはないだろうが……それがまた厄介だ」


「──────……」



/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ