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さらに近くてもっと甘い
第2章 激甘な彼氏様
「あのっ…ごめんなさいっ…
今すぐあのっ…ぎゃっ」
「おっと…大丈夫?」
「っ……」
慌てて靴を脱ごうとしたせいでよろけた加奈子を、要が支えた。
顔を覗かれて、さらにパニックになっている加奈子が面白くて、要は思わずそのまま加奈子を引き寄せて抱き締めた。
「ふっ…副社長…」
「もうここは会社の外だよ」
「えっ……あっ……」
「ルールだろ?
仕事じゃないときは、『副社長』じゃなくて下の名前で呼ぶって」
「っ……」
顔が熱いよっ……
本当に、この人が私の恋人なのだろうか…
まだ夢の中にいるような、そんな気分だ……