この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第14章 新しい家族


────────────────…


しばらく無言で赤ちゃんを見つめている光瑠さんを見ていると、光瑠さんは静かにスーーと涙を頬を流した。


光瑠さん……ないて……る?


びっくりしていると、光瑠さんは、赤ちゃんを見たまま、私の名を呼んだ。


「はい……」


「………ありがとう…」



この言葉に、思わず私も涙が込み上げてきた。


「……こちらこそ…」



こんなに幸せな気持ちにさせてくれて、本当に心から光瑠さんには感謝している。


その後も、光瑠さんは静かに涙を流しながら、ありがとうと何度も言っていた。



笑いながら、窓の外を見る。



こんな想いをして、産んでくれたお母さんにお礼を言いたい。


経験して初めて分かることに、胸が震えて、止まらない。



お母さん………見ててくれてる…?


赤ちゃん産むのってこんなに大変なのね……。


本当に……本当に、産んでくれてありがとう。




「ついに僕もおにいちゃんだね!!」



嬉しそうにしている隼人の頭を撫でる。



「隼人はおにいちゃんじゃなくて、おじさん、なんだよ」


「えーー!!僕おじさんじゃないよ!!」



ムッとしている隼人に、どう説明しようかと考えていると、真希さん!と声がして声の方は向いた。




「本当におめでとうございます。」


「要さん……」



破水した時要さんがそばにいてくれて本当に助かった。

要さんにも感謝してもしきれない。



「ご無事で何よりです」


そう言いながらホッと息を吐く要さんに、感謝を述べると、要さんは光瑠さんの方をチラと見つめた。

/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ