この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第15章 副社長様のクッキーと甘いお仕置き


「ごめんね、連絡もしないまま遅くなってしまって」



幸太郎から引き剥がした加奈子の手を、要は大切にギュッと握りしめる。


加奈子はすでに言葉を発する事ができずに、ふるふると顔を横に振っていた。



「社長に電話をかけまくったせいで、スマホの充電が切れちゃってね」


充電切れちゃっただけか……


『社長に電話をかけまくった』という言葉そっちのけで加奈子はホッと胸を撫で下ろした。



「全然っ……事故とかじゃなくて、ほんとっ……よかったです…っ」


「心配かけてごめん」



はらりと耳から落ちた加奈子の毛の束を、要は再び耳にかける。



それに加奈子は胸をときめかせていると、要が満面の笑みを見せてきたのでさらに胸がトクンと鳴った。




「遅れた理由はね、真希さんを病院に送ってたからなんだ」


「病院………?」



と言いながら、ピンときた加奈子は、ハッと息を飲んだ。



「も、もしかしてっ…!真希ちゃんっ……」



目を見開く加奈子を見て、フっと要は笑う。



「あぁ、元気な女の子。母子ともに健康、そして社長は号泣してたよ」



わぁぁと声を上げて加奈子は目を輝かせる。


無事に生まれたんだ……真希ちゃん、頑張ったんだねっ…


要が遅れた理由も、電話が繋がらなかった理由も分かって、加奈子が満面の笑みを見せている横で、あの…と控えめに幸太郎が声を発した。



/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ