この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第15章 副社長様のクッキーと甘いお仕置き


「社長も真希さんも、本当に幸せそうで……」



そう言いながら、少し体を離した要は加奈子の顔をじっと見つめる。




「僕もいつか欲しいなぁ…って」




その言葉に、ドキッと加奈子の胸が鳴る。




「もちろん…君との子を、ね」



思えばあまりそういう将来の話を明確にしたことはなかった。


先のことも考えてくれている事実に、加奈子は素直に喜びながら、へへへと笑う。




「副社長のしっかりさと…私のドジさ……どっちの遺伝子が勝ちますかね」



加奈子の問いに要もふっと笑って加奈子の耳元に口を近づける。



「欲しくなったし今夜……作ろうか」


「えっ……あっ…それって」




再び目を回す加奈子に、要は「冗談、冗談」と言って笑う。




「僕は誰かさんみたいに順番を間違えたりするつもりはないからね」



片眉を上げてそんなことを言う要が、誰のことを言っているのかは、鈍感な加奈子でも想像がつく。



「それとは別に…今日は、加奈子にお仕置きをしないと」



「お、お仕置きっ…!?」



流れ的にも言い方的にも、エロさの漂うその言葉に、加奈子は思わず仰反る。



「クッキーを他の男に渡すだなんて……」


「そ、それはっ…あの……」


「あれは僕のもの、だよね?」


「っ……そ、うですけど…」




要が加奈子の体を離すのと同時に、エレベーターは駐車場のある地下へと着く。



「言い訳は後で聞くよ、ベッドの上でね」



依然として微笑んだままの要は加奈子の手を掴んで、そのまま車へと向かっていた。


/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ