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さらに近くてもっと甘い
第15章 副社長様のクッキーと甘いお仕置き

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家に着くなりいきなりそのまま腕を掴まれた加奈子は、転びそうになりながら、要のあとをついていく。



「ちょっ……副社長…っ」



「家の中で副社長はやめてくれる?」



妖しく笑った要は、そのまま加奈子をベッドへ押し倒す。


部屋の電気もつけず、暗闇の中。


加奈子がきゃっと小さく悲鳴を上げるのを聞きながら、要はふぅと息を吐いてジャケットを脱ぐと、そのまま加奈子の上に覆いかぶさって頬に手を添えた。



「あのっ…こ、このままするんです…かっ…?」


「なんで? 嫌なの?」



ネクタイを緩めながら、要は加奈子の首筋に舌を這わせた。



「んっ…じゃなくて…っ…シャワー浴びたくて…」



しっとりと首筋からうなじ…


そして、耳たぶから耳殻へ舌を動かすと、要はそのまま「ふっ」と笑う。




「加奈子…? 今日はお仕置きなんだから願いは叶えられないよ」


「っ…─────────」




耳元で囁かれた甘い声に加奈子は体を震わせる。



暗がりの中、大きな手が加奈子の体の上を這って、ゆっくりと服を脱がせていく。


お仕置きと言っておきながらの優しい動き。


加奈子は抵抗もせずにむしろ服を脱ぐことに協力している。



「それで…彼とは何をしていたの…?」




彼、というのはもちろん、幸太郎のことだ。




「な、なにって…何もしてないですよ」


「楽しそうに紅茶を飲んで、『僕の』クッキーを食べてなかった…?」


「それはっ……」



単純に、要を待っている間に、幸太郎に会ってしまっただけ。


引くに引けなくて、誤魔化すようにクッキーを出しただけ…なのだが。




「本当に悪い子だね、加奈子は」




するりと外されたブラからあらわになった膨らみ。

すでに期待から、ピンと張りつめたそこを、要が指で刺激すると、加奈子は顔を歪ませて「んっ…」と声を上げた。



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