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第3章 喧嘩するほど？

ベッドに座る光瑠さんと

立っている私の視線は同じ。


光瑠さんは何も言わないまま私のことを優しく引き寄せると、そのまま包み込むようにして抱き締めた。



「っ……光瑠さん……あの…っ」



突然の展開に戸惑ってしまって、うまく言葉が発せない。



しかし、光瑠さんはそんなのお構い無しで、身体を少し離すと私の後頭部に手を添えて、優しく口付けてきた。



「ふぁっ……」


「っ………」



思ってもみなかった絡みに、身体がゾクゾクと震える。


ちゃんと話したい…



そう思うけど、もう身体が言うことを聞かなくなっていた。