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さらに近くてもっと甘い
第3章 喧嘩するほど?
「出来ることなら
お前を
誰の目にも触れない…
いや
俺しか入ることのできない部屋に……」
真希は黙ったまま静かに光瑠の言葉を聞く。
光瑠はとつとつと言葉を発しながら、少し自身が情けなくなっていた。
でも変えられない。
そして、
また一段と強く真希のことを抱きしめる。
「外へ出られないように縛り付けて…
そして
閉じ込めておきたいっ……」
狂っている…
そういう自覚はある。
閉じ込めておきたいだなんて、そんなのは真希のいう通り、監禁だ。
でも、それくらい、どこにも出したくない
ましてや今、真希のお腹の中には命が宿っている。
どうしても独占したい
そしてどうしても守りたいという気持ちが空回りして、光瑠を苦しめる…